今回は、標準的なスピリチュアル理論で「インナーチャイルドを癒すこと」はなぜ危険なのか?インナーチャイルドの本質は何か?どのように対応すれば良いか?など、大切なポイントに関して解説したいと思います。
今回の記事は・・・
●ヒーラー
●スピリチュアルコーチ
●スピリチュアルコンサルタント
など
普段、「インナーチャイルド」などのスピリチュアルなテーマに関するセッションを提供している方に向けた記事になります。該当する方は、是非、最後までお付き合いください。
一般的なスピリチュアル理論が広がり「インナーチャイルドを癒すセッション」が増えてきている印象があります。
インナーチャイルド=内なる傷ついた子どもを癒す
という響きは、クライアントにとってもセッション提供者にとっても、
「善いことをしている」
ように感じられるかもしれません。
しかしながら、一般的な「インナーチャイルドを癒すセッション」は、これから解説する問題点があると思います。その前によくある「インナーチャイルドの癒しセッション」内容に関して、共通認識を持ちたいと思います。
私の認識では、多くの「癒し系セッション」では、次のようなやり取りがよく見受けられると思います。
●クライアントの感情をひたすら受容・共感する
●「あなたは何も悪くない」と言い続ける
●過去のトラウマを繰り返し語らせる
●インナーチャイルドに「大丈夫だよ」「愛してるよ」と声かけをする
●幼少期の親への怒りや悲しみを吐き出させる
これらは一見、感情の癒しに貢献しているように見えるかもしれません。しかし、「魂の内部構造」や「真理・法則」を知らないままこの方法を続けると現状よりも状態が悪化し、むしろ逆効果になる可能性があります。
■ではなぜ、「インナーチャイルドの癒し」が“危険”なのか?
その理由は大きく分けて2つあります。
●理由(1)インナーチャイルドの正体を間違って理解している
多くのスピリチュアル系の指導者は、「インナーチャイルド=傷ついた過去の自分」と定義します。でも、それは本質ではないと思います。魂には「核」と呼ばれる一番重要な要素があります。
その「核」の中には、魂成長の過程が定義づけられているわけですが、その中にある”ある成長段階”の課題が表面化したものが「インナーチャイルド」になります。
この点を正しく認識して、アプローチしなければ、根本的な解決には至らないことになります。そのため、一見「癒されたように見えても」、実際には魂の未熟さが強化されるだけとなってしまいます。
●理由(2)癒しという名の「間違った愛」を求めてしまう
魂のある成長段階においては(※詳細はここでは伏せますが)、「間違った愛」を求め、それを他者にも提供してしまうという傾向が顕著に表れます。簡単に言うと、「もっと愛されたい」「もっと優しくしてほしい」「もっと癒してほしい」といった過剰な欲求が内側から湧き上がってきてしまうのです。
たとえば、身近な存在──母親・父親・恋人・配偶者などに対して、
●もっと優しくしてほしい
●もっと私を見ていてほしい
●もっと理解してほしい
●もっと認めてほしい
●もっと甘えさせてほしい
●もっと癒してほしい
●私のことを責めないでほしい
といった思いが強くなり、それが相手にとって“重荷”になってしまうと、やがて衝突が生まれ、霊的には罪障を作る原因となってしまいます。このような状態にあるクライアントに対して、只々受容し、共感し、否定せず、甘やかすことは、一見「癒し」のように見えるかも知れませんが、実は“依存”の強化を助長し、罪障を量産させてしまう危険性があります。
では、どうすれば良いのか?
■今、必要なのは「癒しの技術」ではなく「真理・法則の理解」
セッション技術やカウンセリングスキルを学ぶことは大切ですが、もっと大切なのは・・・
●神の存在と人間との関係
●魂とは何か?魂の内部構造はどうなっているのか?
●なぜ人間として生まれてきたのか?
●なぜ悩みは生まれ、尽きないのか?
●どうすれば魂は成長するのか?
などなど
普遍的で根源的な「真理・法則」を知ることです。私自身、神との対話の中で11年かけて授かった、まったく新しい「魂浄化・魂成長理論」を体系化しています。それが・・・
「神魂アセンション理論」
になります。
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最後に
「癒すこと」は素晴らしい行為です。しかし、その“癒し”が魂を甘やかし、停滞させるものだとしたら、それは、クライアントの利益には繋がらないと思います。
クライアントに対して、今の課題をしっかり認識して頂き、向き合ってもらい、解決へと導くこと、これが本当の意味でクライアントの利益になることだと思います。
あなたが本当の意味で、クライアントの魂浄化・魂成長に貢献できる“導き手”となることを願っています。
【追伸】
以下の記事も参考にして頂くと理解が深まると思います。まだ読まれていない方はぜひご覧くださいね。
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