性欲を正しくコントロールする「共栄意識」とは?

前回の記事では、神様は人間の本質である魂を創造し、初めて人間として生まれてくる際に「性欲」を魂にインストールしていたこと、そして、性欲が無自覚な初期設定のまま暴走すると、感情の乱れや罪障を生み、最終的に構造的な人生の崩壊へと向かってしまうリスクについてお伝えしました。

では、その強大なエネルギーをどのようにコントロールし、お互いが栄えていく方向へと導けばよいのでしょうか。その鍵を握るのが、性欲を手放した先に醸成される「共栄意識」です。今回は、共栄意識の本質と、パートナーシップにおいて極めて重要な「慈愛と自愛の黄金比(7:3)」について詳しく解説していきます。

1. 性欲を手放すと「共栄意識」が醸成される理由

前回の「人生崩壊」の対極にあるのが、お互いが繁栄していく「共栄意識」です。共栄意識の最大の特徴は、文字通り「相互利益」を深く重視することにあります。自分だけの性欲を満たしたい、自分の快感を優先したいというエネルギーが強い状態では、どれほど頭で「相手を大切にしたい」と思っていても、無意識のうちに相手を自分の欲求を満たすための手段として見てしまいます。

しかし、その自己中心的な性欲や快楽に対する執着を手放していくと、相手の存在そのものやお互いの魂の成長に目が向くようになります。この心のシフトこそが、真の「共栄意識」が醸成される土台となります。

2. 自分だけの欲求では「共栄意識」は醸成されない

「相手にどう思われるか」「自分の欲求をいかに満たすか」という自己中心的な動機がベースにある限り、どれだけテクニックや表面的な優しさを尽くしても、そこには「搾取と依存」の関係性が生まれてしまいます。自分が得をするため、あるいは自分の寂しさや性欲を解消するために相手を消費するような関わり方では、エネルギーの奪い合い(ゼロサムゲーム)になり、お互いの心がすり減っていきます。これでは、お互いが共に栄える「共栄意識」を育むことは構造的に不可能です。

3. セックスの極意:慈愛と自愛の実践(黄金比「7:3」のマインド)

では、共栄意識を育みながらパートナーシップを豊かにしていくためには、どのようなマインドで営みに向き合えばよいのでしょうか。ここで重要になるのが、セックスを「慈愛(相手への愛)」と「自愛(ホルモン分泌、リラックス効果などの心身のケア)」の統合として捉える視点です。お互いのエネルギーを高め合うセックスには、この慈愛と自愛の間に絶妙なバランス、すなわち「7:3の黄金比」が存在します。

4. なぜ「10:0」や「9:1」では相手の負担になるのか?

ここでバランスの偏りについて考えてみましょう。もし「慈愛:自愛=10:0」や「9:1」のように、自分の自愛や心地よさを完全に無視して相手に尽くしすぎたり、逆に自分の欲求(10割の自愛・欲求)だけで相手を従わせようとしたりすると、どうなるでしょうか。

自分の欲求を押し付ければ相手が傷つき負担を感じますし、逆に自分のエネルギーを完全に殺して相手に合わせすぎると、今度は相手が「自分ばかりが無理をさせているのではないか」「相手に重い負担を背負わせてしまっているのではないか」という心理的重圧を感じてしまいます。極端なバランスは、エネルギーの循環を止め、お互いの心を疲れさせてしまうのです。

5. 自愛を「3割」にすることで生まれる循環とエネルギー

ここで、自分の自愛(リラックス感、ホルモン分泌、心地よさなど)を全体の「3割」に設定し、残りの「7割」を相手への慈愛(思いやりや深い愛)に注ぐというバランスをとってみます。自分自身もその営みやスキンシップから心地よさやリラックス(3割の自愛)を得つつ、主体的に相手を慈しみ、喜ばせようとする(7割の慈愛)。この絶妙なバランスが保たれると、相手は過剰なプレッシャーや罪悪感から解放され、心から安心して身を委ねることができます。結果として、お互いの心身のエネルギーが高まり合う理想的な循環が生まれるのです。

6. 共栄意識を育む具体的なセックスの実践イメージ

この「7:3のバランス」と「共栄意識」を、実際のパートナーシップに落とし込むための具体的なイメージをご紹介します。

  • 相手の領域と状態を尊重する: 例えば、パートナーが仕事や育児で疲れていて求めていない場合は、自分の性欲を優先して無理に迫るのではなく、「今日はゆっくり休もうね」と相手の身体と心を第一に考え、休息を促す(相手の領域の尊重)。

  • 心が通い合った時に深く応え合う: お互いの準備が整い、求めているタイミングでは、しっかりと心を通わせて丁寧に向き合い、その営みに応える。

  • 質の高い循環を生み出す: セックスを単なる欲求の処理ではなく、「相手に対する慈愛」であり、同時に「自分の心身を大切にする自愛」でもあると捉える。

こうした慈愛と自愛が調和した質の高いパートナーシップは、お互いの心身に素晴らしい影響を与え、日々の活力やエネルギーを高めてくれます。そして、その営みの積み重ねこそが、自然と「共栄意識」を深く醸成していくのです。自身の内側にあるエネルギーの向きやパートナーとの関わり方の構造に気づき、それを調和の方向へシフトさせていくこと。それこそが、人生を真の意味で豊かに栄えさせるための最も確実なアプローチとなります。

ぜひ、日々のパートナーシップやご自身の内面の在り方を見つめ直す参考にしてみてください。

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